声の仕事をしたいなら学生時代が重要

西山はるか
学生時代って何していましたか?

私は26歳から声の仕事を始めたわけですが、なんというか「ツイてた・・・」って思うんです。

今までしっかり訓練していたから、突然「あ、ナレーターやりたい」って思って行動できたんです。

そして、そんな私を養成所に行かせてくれた両親に本当に感謝なのです。

学生時代から何かしら訓練していたおかげで素早くスタートを切ることができたんですよね・・・。

学校から選んでしまう

私は静岡の放送部強豪校に通っていました。

思えばこれが全ての始まりであり、全ての基礎です。

放送部の思い出はこちら」

強豪校ということだけあって練習は多かったです。

毎朝7時の朝練(遅刻するとめっちゃ怒られる)、放課後の練習、そして土日も1日中練習・・・。

なんなら放課後の練習の後も制作チームは活動してたりしました。大会が近い時は学校に泊まるなんてこともしました(笑)

今思うとちょっと練習量多すぎて逆に効率悪くなっているような気がしないでもないですが・・・w

でも、普通の学校を選んだらこういった貴重な体験はできないと思います。

ですから声の仕事を目指したい人は、放送部の強い高校を受験しましょう。

「ちょっと待ってくれ!もう高校卒業しちゃったよ!」

ならば気づいたその時から訓練を始めちゃいましょう。

大丈夫です。私も高校の時はあまり熱心でなく、結局大人になってから練習し直しています。それでもオーディションに合格できるくらいにはなりましたので!

声の養成所って1週間に一回しかレッスンしてくれないんですよ。

それに対して部活動では1週間に5日は練習できますよね?

ですから、自分のしたい行動ができる環境を1つ1つ堅実に選んでいきましょう。

ちなみに大学生の時も放送業界に強い学校に入ったのですが・・・ここは意外と違いました。

学校が放送業界に強いからと調子に乗り、逆に何もしなくなってしまったんです。

せっかく何度かチャンスを掴める機会があったのに、私の努力不足で継続案件にできなかったこともちょくちょくありました。

学校に頼らず、もっと自分の意思で色んなことに挑戦すればよかったなーと思います。

養成所は一応おすすめ

金額もバカにならない上に週に1回しかレッスンをしてくれない養成所ですが、やはり行って良かったとは思うのです。

自分一人では思いつけなかった視点や知らなかった世界をたくさん知ることができて、養成所はかなりおすすめの環境です。

でも社会人になってしまうとせっかくの環境を活かしづらくなります。

養成所で「来週までにこのセリフをやり込め」って言われても、会社に勤めながらだとあまり練習できず、結局翌週のレッスンで恥をかくなんてことよくあります。

養成所で気をつけたいこと

それで辞めてしまった人が何人かいましたね。

こういうのは学生のうちにチャレンジしたいところ。時間がたっぷりありますから。

アルバイトから意識する

一度、とあるラジオ局の番組ゲストとして呼ばれたことがあります。タレントの友人がいたのでそのツテでした。

ちょっとした企画もので、その日番組に出演して私の出番は終了でした。

帰ろうとした時、局内に一人の女子大生を見つけました。私より年下です。

彼女はなんとラジオパーソナリティと一緒に原稿読みの訓練をしていたのです!

こっそり聴いてみましたが・・・実力はそこまであるわけではありません。

でも、その子はきっと放送業界で働きたくてラジオ局でのバイトを勝ち取り、パーソナリティの方に気に入られてレッスンまでしてもらってたのでしょう。

完敗です・・・実力では確実に私の方が上でしたが、夢に向かって確かな行動をしたその子の方がよっぽど高いところに行っていたのです。

「簡単そうだから」という理由でレジ打ちのバイトをしていた自分が情けない・・・。

 

漠然と「声の仕事したいな〜」ではダメなんですね。

全ての行動に意味があると思って、意識しながら進路を決めていきましょう!

ではでは

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西山はるか
会社員だったがうつ病で退職。 そこからなぜかプロナレーター・声優に。 しかしこれだけでは食っていけないと思い絵もデザインもド下手なのに経験者というハッタリをかまして、見事グラフィックデザイナーに転身。 その後さらに収益をアップさせるためにフリーランスエンジニアにジョブチェンジ。もうめちゃくちゃである。