
どうも!本ブログの管理人、現役ナレーター、夢は神絵師・漫画家の明後日キララです。
そんな私がなぜ現在プログラマーとかいうよくわからない仕事しているのでしょうか?
おそらくタイムマシンで数年前の私にこの事実を伝えたら驚きすぎて心臓マヒを起こすかもしれません。
それくらい、私はパソコンに縁の無い人生を送っていました。
そんな私が現在大手の開発現場でiOSアプリなんて作っています・・・!いったい誰が想像したことか・・・!自分が一番驚いています。
私のプロフィールも含め、エンジニアになることを選んだ道のりを書いていきたいと思います。
ナレーター事務所と契約をもらってるプロの私が、なぜわざわざパソコンのお仕事をしているのか?
お時間があればぜひお読みください。
※序盤はエンジニアまったく関係ない話ですがお許しを!
発声練習に明け暮れた学生時代
プログラマーというからにはパソコンが得意といえばそんなことは全く無く機械音痴、将来の夢はアナウンサー。
私は学生の頃から毎日声の鍛錬に励む、熱心なアナウンサーの卵でした。
高校生の時からNHKでのアナウンサーコンクール優勝を目指して練習を続ける、おもしろいくらいの部活バカ・・・。大学4年生になっても練習を欠かしませんでした。
そんな私がプログラミングなんてするはずがありません。
そして努力の甲斐あり、NHKが主催する全国大会で優勝することができました。
野球で言うと甲子園にあたる大会ですので、かなりがんばったと自信を持って言えます。
自分は絶対アナウンサーになるもんだと、信じてやみませんでした。
厳しい就職活動の中で見た現実
部活バカだった私は、愚かなことに大学の授業の単位を落としに落とし、5年生になってしまいました。(大学とは普通4年で卒業するものです・・・お父さんお母さん、学費を払ってくれてるのにごめんなさい・・・)
周りの仲間たちが就職活動をしている中、暇な私はアナウンススクールと声優養成所に通いました。
最初はテレビ朝日アスクという場所です。
フジテレビや日テレもスクールを経営していますが、テレ朝のスクールの評判がかなり良かったためです。
見学に行った印象ですが、フジテレビのスクールは少し優しいというか、自分からすると甘い環境のように感じました。
対するアスクはどちらかというと厳しめで、アスクのやり方に付いていけない生徒はどんどん脱落していきます。
私はビシバシしごかれたかったので、迷わずアスクを選択したというわけです。(現在の状況は全くわからないので、スクールを検討している人はしっかり見学に行ってください!)
NHKでの大会で良い成績を納めただけあり、アナウンスの実力に関しては先生からは高評価でした。
しかしスクールで学ぶのは原稿の読みだけではありません。
なんと、アナウンサーの採用試験を乗り越える方法を教えてくれるのです。
アナウンサーの試験は、毎年2000人ほどの新人が応募する激戦区です。
一次選考で提出するエントリシートも、おそらく1分も見てもらえません。
大手キー局に合格するには五次面接以上の試練を乗り越える必要も出てきます。
スクール代は決して安くありませんでしたが、厳しい訓練の中で得られたものは本当に今の人生でも役立っています・・・!
そんなアスクでの訓練を乗り越えた私ですが、残念ながらアナウンサーになることはできませんでした。
全国で一番のアナウンス力を誇っている私でも、厳しい試験を突破することはできなかったのです・・・!
声優養成所に通って声優を目指す方向にシフトしてもみましたが、その道はアナウンサー以上に厳しく、あえなく挫折してしまいました。
自分が、「天才」ではなく「凡人」であることを強く思い知らされたのです・・・。
目標を失った私はみんなと同じ真っ黒なスーツに身を包み、お金が稼げそうな営業マンの仕事を選んだのでした・・・。
逃げて逃げての繰り返し
営業マンになった理由は「稼げそうだから」の他にもう一つあります。
選択肢が他に無かったから
です。
将来のビジョンがしっかりしている学生であれば、あらかじめインターンに行ったり業界の専門知識を身につけます。
真面目な人であれば、良い会社に入るために資格勉強もするでしょう。
対して私は、そんな努力をする人たちのことを「ダサい」と思い込んでいました。
使いもしないのにTOEICを勉強して、みんなと同じ黒スーツを着て、面接で見栄を張って自分を売り込んで・・・
こんなのダサダサ。私はそんなダサいやつらには絶対ならない。
何様でしょうか?結局そのダサいと思い込んでいた努力家たちよりダサかったのは私でした。
何も取り柄の無い私には、営業マンという仕事以外に道が無かったのです。
(営業マンをバカにしているわけでは無いのでお許しを!実際営業を極めてる人たちをたくさん見てきて、心の底から尊敬しています。)
消去法で営業マンを選んだ私の末路は、退職です。
会社で働きたくなくてWEBライターを目指した時もありましたが、全く稼げる気配が無いためすぐに諦め、適当にそこらへんのIT企業に入りました。
ちなみに適当にITに入った人は大抵インフラエンジニアという職種をさせられます。
モチベーションも無い状態でインフラの仕事をした私は病んでしまい、結局また会社をやめてしまいました。
凡人が這い上がるにはそれなりの努力が必要
無職になった私はカツ丼屋でアルバイトをしながら様々な副業を試してみたのですが、結局どれも実を結びません。
ネットビジネスに20万円を取られそうになったりもしました・・・。
ここで1つ、大切なことを学びました。それは
副業より会社員の方が楽
副業で稼げる人って一握りなんです。
ここでは詳しく力説したい気持ちを抑えますが、本当に副業って甘く無いです・・・まずは会社員として自分磨きをすることの方がずーっと大事です。それがよくわかりました。
今まで半端な覚悟で社会人をしていた自分から抜け出すために、ここで私は自分の本当に得たいスキルを身に着けるべくグラフィックデザイナーを目指して特訓を始めます。
そもそも今まで私は勉強というものをしてきませんでした。
勉強をしていないということは、アピールできる能力を身につけられないということ。
アピールする手段が無いということは、営業マンかインフラエンジニアか、土木、ショップ店員、事務といった、スキルの証明が困難な仕事先しか見つかりません。(バカにしてるのでは無いです!本当にごめんなさい!!!)
しっかり勉強をし、無事私はデザイナーとして就職。
専門知識を使う仕事ができるようになったのです。
もともと絵を描くことが大好きだったことも相まってこの仕事は長く続きました。
なんなら永遠に続けられるくらい楽しかったです。
(ちなみにこの間にナレータースクールに通い直し、ナレーターオーディションに合格したりもしました。)
じゃあそれだけ楽しんでいたデザイナーをなぜやめることになったのか?
それはコストパフォーマンスです。
26歳 年収300万以下って人間として大丈夫なの??
デザイナー・ナレーターを兼業していた私の年収は、ぶっちゃけ300万円に届いていませんでした。
これはもう日本での理みたいなところがあるのですが、
楽しい仕事ほど安い
という法則があると私は信じ込んでます。
ツイッターなどで様々な人と交流をしていて人気だと感じる仕事は
・イラスト関係
・ライティング関係
・声優関係
・映像関係
・写真関係
・美容関係
ここらへんです。
そしてこれらはほぼ確実に単価の安い仕事に分類されます。
クリエイティブ職は人気でライバルが多く、お金稼ぎが困難なのです。
経験値の無い人が入れるクリエイター系の会社はほぼ確実にボーナスが出ないと思っていていいです。
(美容関係はこの話にちょっと該当しないかもしれないですけど、ネイルサロンなんかは安月給で退職率が高いです。)
今の日本の企業は給料がほぼ20万で固定となっており、大きな会社のみまとまったボーナスが出て金銭の差が出るといった構図になっています。大手メガバンクですら手取りが20万円前後ですからね・・・とんでもない時代になったものです。
私も初心者デザイナーであるため、手取りは20万円程度でした。ボーナスはありません。
もちろんこれは覚悟していたことでした。
2回の転職を経て、「好きなことを仕事にしないと続けられない」と確信したからこその答えなのですから、給料的にワガママは言えません。
むしろ、個人がデザイナーとして毎月20万円を稼ぐって相当難しいことなんです。
でも会社にいれば営業が仕事を取ってきてくれるし、安い単価の仕事しかしなかった月でも安定して20万円が口座に振り込まれるのです。
こんなに幸せな環境って無いですよね。
ただ残念なことに、私の人生は私だけのものではないのです。
どういうことか?私には嫁がいるんです。
婚約指輪 結婚指輪 結婚式
出産 育児 子供にかかる様々な出費
これ、年収300万円の男が賄えると思いますか???無理ですよね!!!!!
幸い私は一か八か手を出した株式投資・仮想通貨で多少の利益を出すことに成功し、そのおかげで指輪代と結婚式代はなんとかすることができました。
でもこれもし失敗していたらどうなっていたか・・・今考えても恐ろしい博打をしたものです・・・!
(株式投資はかなり感触がよかったので今でも続けています。絶対やったほうがいいです)
今後は仮想通貨のような賭け事にお金をかけて失敗はできません。なんせ子供にも関わることですから・・・。下手をすると出産すら嫁に経験させてあげることができずに終わってしまいます。
つまり私に課せられた試練は
・子供を産んで育てられるだけの資金を得る
・スキル(手に職)を得られる専門性のある仕事をする
・自分の生きがいであるナレーター/デザイナー活動をする時間も確保する
大まかにこの3点。
こんなワガママな私の要望を叶えられる仕事なんて、この世に存在するのでしょうか?
それが「プログラマー」
私の贅沢な悩みを解決できる方法は「プログラマー」しか無いと思いました。
なぜならプログラマーは
・完全なる専門職
・場所を選ばず仕事をすることが可能
・独立する難易度が他の業種に比べて低い
・納期や契約内容さえ守れば会社を休むことができる
このような利点を持つ職業だからです。もちろんデメリットも存在します。
・相当な量の勉強をしなくてはいけない
・未経験者は簡単に雇ってもらえない
・独立して有利でいられるのは30代まで
・在宅勤務は単価が安くなりやすい
・現在ITバブルでありいつ崩壊するかわからない
・最近人気な職種であるためライバルが多い
決して無視できないデメリットですね・・・しかし、着々と貧困になりつつある日本で安定した収入を得るためにはこれくらいのリスクは仕方ないと感じました。
私の目標は
・プログラマとしての経験を1~2年積んでフリーランスとして独立
・技術を高めて週4勤務で働けるようになる
・空いた時間でナレーションやイラスト活動をする
・嫁と子供を収入的に満足させる
このようになりました!
40代あたりから収入が落ちるというリスクは仕方ないです。若い人の方が企業としても雇いたいはずですからね。
だからその頃に子供をしっかり自立させ、収入面の不安を無くせば問題は解決できます。
嫁と安い賃貸にでも暮らして、残りの人生をのんびり過ごす予定です笑(ここでは詳しく書きませんが、『確定拠出年金』という制度を有効活用すれば老後の資金繰りは安定しやすいです)
あと、在宅勤務に関しては捨てます。フリーランスになってもしっかり会社に勤務し、なるべく効率的にお金を稼ぎます!
実は1ヶ月だけ在宅勤務を試したことがあるのですが全然仕事が捗りませんでした・・・。誘惑が多すぎます笑
3ヶ月猛勉強!結果エンジニアとして転職成功!
転職することを決心した私はデザイナーの傍こっそりプログラミングを猛勉強。
それを察した社長も転職活動をサポートしてくださり、無事IT企業に転職することができました!
SES事業を行なっている会社ではありますが、未経験者である私はワガママを言える立場ではありません。(SESというのは闇が深いことで有名)
何年か我慢して絶対独立してやる!!とにかく耐える!!
強く決心してデザイン会社に別れを告げ、IT企業へと入社しました。
それから様々な困難がありましたが、プログラミングの勉強を始めて半年後・・・無事iPhoneアプリの開発現場で働くことができました・・・!!!!
自分で言うのもなんですがこれ本当にすごいことなんですよ!!!www
経験のないエンジニアはプログラミングではなくシステムのテストしかさせてもらえません。
それなのに私はプログラミングをさせてもらえてる・・・こんなに幸せなことはありません(号泣)
現在は毎日年下の先輩に頭を下げながらプログラミングを教わっています。
高圧的な先輩でとても苦手なタイプですが、それ以上に今こうやって努力が報われて素晴らしい環境で働けていることが嬉しいです。
思いっきり好きなことをするためには、好きじゃないこともやらなくてはいけない
これにて私のプロフィールは終了です!ここまで読んでくださってありがとうございました!
私の周りにはやはり
「声優になりたい!」
「ナレーターになりたい!」
「有名になりたい!」
「いっぱい稼ぎたい!」
こんな思いを抱いているひとがたくさんいて、もちろん私も日々切望している願いです。
しかしこの業界の単価は安くて、有名になっても稼ぐことはできませんし、稼ごうと思って他の仕事をしていたら有名になることが困難になります。
あなたも近い悩みを抱えていませんか?
私がもし助言をするのであれば、辛くてもしっかり勉強してプログラマーになることをおすすめします。
どんなにパソコンが嫌いでも、ITに興味がなくても、現状を打破するにはこういった行動に出るしか無いです。
好きなことをしたいのであれば
好きじゃ無いこともしなければいけないんです!
それが嫌なら政治家になって世の中を変えるしか無いです。
でもそれって大変ですよね?その難易度よりはプログラマーの方が低いですよね。
だからプログラミングの勉強をおすすめしたいのです!
ホームページを作れるようになれば副業で毎月5万円を稼ぐことも楽勝です!こんなに美味しい話は無いですよね!
・・・なんか変な勧誘みたいになってしまいましたが、とにかく言いたいことは、
お金が理由で夢を諦めるのなら、諦めないで苦労してみよう!ということ!
本ブログが、そんなあなたへの良い情報源になってくれれば幸いです。
最後までご拝読、ありがとうございました!